生徒の声
その他
セミナーを通して、様々な”気づき”や”発見”の大切さを改めて感じる機会を頂いたと思っています。とても楽しく、有意義な3日間でした。
作るためにものを知るという事は、作るものに真摯に向き合うことでもある、という当たり前のことをいつの間にか忘れていたことに気が付きました。同時に、自分の人間的な至らなさも痛感して、忸怩たる思いです。
セミナーの中で、先生のデモンストレーションを直に拝見できたことは、大変な刺激となりました。的確で全く無駄なく塑像が出来上がっていく様子に、
先生の「知っていることしかできない」「知識を得ないとできない」というお考えの説得力とこれまで積み重ねられてきたものを最もわかりやすい形でどんっと見せられたようで本当に圧倒されました。
デモ用キャラクターを作成する際に生徒に向けて投げかけられる先生の質問の端々からも、具体性のあるキャラクターデザインとはどういうものか考えさせられ、学び取れる事が多くありました。
また、他の受講生のみなさんの作品と制作風景を見たり、交流する事ができたのも楽しく、皆がそれぞれに良いものを作っているなあと心から感じて、ものづくりの面白みを噛みしめることができました。そういった体験を通して、自分も頑張ろう・積み重ねていこうという気持ちが蘇ったように感じられます。
セミナー中は久しぶりに粘土を触るのが楽しい気持ちで制作を行えていたと思っていたのですが、制作を終えて完成した作品を見て振り返ると途中の先生のアドバイスの通り、勢いが足りない印象が最後まで残っていると感じて、「客観的に見ることが出来ていなかったな」「出したい雰囲気に真剣に向き合えていなかったな」「もっともっと積極的に楽しめたはずなのに勿体ないことをしたな」など、恥ずかしながら反省点がたくさん出てきました。その反省の内容や出来上がったものの良くない点は、私個人のモデリングの弱点や悪癖と通じており、日頃うまくいかないと感じている悩みの原因に自身の慢心や怠惰、考え方の弱い部分が少なからず影響しているのを認めることができました。原因の一端を認めたところで、一朝一夕で解決するようなことではないと思いますが、作るものにきちんと向き合えるように、作ることの楽しさを忘れないように、日々積み重ねていけるようにまた頑張っていきたいと思います。
片桐先生、スタッフのみなさま、本当にありがとうございました。違うコースもまたぜひ、受講させて頂きたいです!