生徒の声
クイックフィギュアクラス
ポイントを抑えた彫刻が出来上がっていたのには本当に驚きました
「造形クロッキー」とも言える新しいセミナーの試みは、大変素晴らしいものだったと思います。
これまでは正直なところ、若干講義の時間が長く感じられた部分がありましたが(もちろん必要だと言うことは重々承知してます…)、今回はその講義の内容もかなり要点を絞った内容でまとめられ、ここだけ気をつけていれば良い、というピンポイントな内容だったので、その分実際に手を動かす方に集中できた感じがします。
はじめは、2時間で1体の彫刻を作るのは、さすがに無理なんじゃないかと思っていたのですが、気がつけばほぼ全員、完璧とまではいかないまでも、ポイントを抑えた彫刻が出来上がっていたのには本当に驚きました。
それともう一つ、自分の中で発見だったのは、これまでもモデルさんをみながらのセミナーはありましたが、私の意識はどちらかと言えば「モデルさんを完璧に作る」という意識が強かったように思います。
ですが、今回のセミナーでは、同じモデルさんを見ながらの彫刻でも、自分で作るものの構造を意識しながら形を作ったとき、果たしてそれが合っているのか間違っているのかを確認するための「実物の確認資料」としてみられた感じがして、何度か片桐さんから注意を受けはしたものの、細かい部分にとらわれて手が進まない、同じ場所を延々といじくり回している、ということが少なくなったよ
うに思います。
片桐さんがこれまでのセミナーでも仰っていたことですが、「人体の構造は、複雑なんだけど複雑じゃない」という意味が、体感としてようやくわかってきた気がしました。