生徒の声
CGアーティスト
造形の深さと喜びを再確認させて下さいました
私は美術大学での三年間と予備校時代に、粘土で彫刻を勉強していました。
大学での勉強はクリーチャーやキャラクターを作成したいと胸の奥で願っていた僕にとって何かしっくり来ないものがありました。
自分のやりたいことは近いけど何か違うのではないか? そう思ってCGモデラーへと目標を変更したのですが、CGソフトへの慣れが足りず、その間粘土などのアナログでの制作は意識的にストップさせていました。
CGでうまく表現出来ないとき、粘土なら出来るのに …という言い訳を自分自身にしたくなかったからです。
アナログ中止から三年半経ち、ようやくCGへ慣れはじめたので、デジタルとアナログを相互に高めあうきっかけにしたい。
そう思って今回のセミナーに参加しました。 やはり粘土での制作はエキサイティングです。
アイデアがどんどん湧き、積極的に表現しようと努めました。
そんな中、私がデザインと説得力について悩みながら作成しているときに片桐さんの指導を戴きました。
その指導はとても柔軟で力強いものでした。頭の固いことに囚われ、
上手くコンセプトや勢いを発揮出来ずにいた自分を鼓舞していただきました。
成程そうすれば、とこれまで点在していたアイデアも線となり、上手く辻褄を合わせる糸口まで導いていただけ ました。
片桐さんの話は、これまで私が学習してきたアカデミックな彫刻の考え方を発展させ、自分の表現として考え直す手助けをしていただいたように感じたのです。
回答を教えていただけるのでなく、生徒ひとりひとりに考えてそれぞれの答えを見つけさせようとしている方針が、私に造形の深さと喜びを再確認させて下さいました。 結果、私はとても充実した三日間を過ごすことが出来たと感じています。
これからもひとりの表現者として、ここでの体験を良いきっかけとして突き進みたいと思います。
片桐さん、関係者の皆様、参加者の皆様。三日間お疲れ様でした、このような機会に出会えて、本当に感謝しています。
ありがとうございました!