生徒の声
その他
片桐先生の話は背中を押してくれるような力強さがありました
学生時代に電子工作と特殊造形を組み合わせた作品を作り始めたときから、特殊造形のことをもっと勉強したいなという想いがあったのですが、どこから初めていいか分からない状態が続いていました。
そんな中、今回のセミナーのことを知り、とにかくまずは手を動かして何かを作ってみたくて参加しました。
最初に30分で彫刻を作ってみて、自分ではまあこんなものかなと思っていたのですが、その後の解剖学についてのお話や彫刻を作るにあたり必要な「バランス」「リズム」「流れ」についての
レクチャーを聞いたあとに彫刻を作り始めてみたら、同じ30分でも最初に作ったものよりも全然しっかりしたものになっていて驚きました。
意識の仕方次第でこうも変わるとは思いませんでした。
大学受験のときにデッサンの勉強をしていたので、そのときの経験が生きるかなと軽い気持ちで臨んだのですが、思うように立体を作れず、しかも自分で何がおかしいのか分からないということに悩まされましたが、
片桐先生のちょっとしたアドバイスやデモで自分でズレや違いに気づくことができ、先生が度々言っていた「気づく」ことの大切さを彫刻を通して学ぶことができました。
また知ること、気づくこと、意識することで変わることができるということは、
他のものづくりに関しても言えることであり、今まで自分がやって来たことを振り返れる、良い経験となりました。
二日目、三日目の最後に片桐先生が話してくれた、仕事と心の話はまるで説法を聞いているようでした。
年齢だとか色々なものに縛られがちな自分にとって、片桐先生の話は背中を押してくれるような力強さがありました。
あと普段会えないような人たちと台を並べて作業できたのも楽しかったです。
今回の3日間だけでなく、もっと彫刻や特殊造形について勉強して行きたいなと思いました。
まずはどうやったら続けられるか工夫するところから始めて行きたいと思います。3日間ありがとうございました。