生徒の声
造形・原型師
変なものを考えこれはこうと決めつけていた自分がいた
今回初めて彫刻セミナーに参加して、私にとってすごく刺激的な3日間でした。
課題を決めてはいましたが、前日に悩み当日に急遽変更をしてしまいました。そこが第一の反省点でした。
まず、造るものを的確に決めることが大切だということを身にしみて感じました。
今までは見て造る、さわって造るという繰り返しをやっていました。
土台を配布され、いざ荒盛りを…ってなった時やってはみたものの全然バランスもなくなにを造り始めてるのかさえわかりませんでした。
それを崩し、片桐さんの講義、デモストレーションをみたあとの荒盛りは変化があり、最初に比べて多少形が見えました。
しかし、私はなかなかバランスか取れず、顔と体がバラバラで進みませんでした。
今までの私ほ先のことばかりみて、土台ができていないのに細かいところの彫刻に目がいってしまっていたのです。
顔なら顔だけ、体なら体だけ、ポイントポイントでみていた私はいくらたっても形になりませんでした。
作っては崩しの繰り返しで、周りをみたら皆進んでるなか、自分の進みの遅いことに焦りを感じ更にその焦りが彫刻にでてしまい、空回りの繰り返しでした。
自分のなかにマイナスな考えしかでてきませんでした。
そんなとき片桐さんが一言『焦らなくていいから。』という言葉がホッとしました。
焦っていた私にはなんかすごく心に響く言葉でした。
しかし、そのあともなかなか進まない私に的確に一つ一つアドバイスをしてくださいました。
3日目になってやっと進みました。今回彫刻セミナーを終えてふとおもったことがありました。
それは全て空っぽにしたほうがよかったとおもいました。
今まで学校て学んできたつもりでしたが、変なものを考えこれはこうと決めつけていた自分がいたからです。
顔の骨格、それに筋肉や脂肪がつく。体も同様ですが。なににでも骨格、筋肉のつきかたなど、
一つのものを造るのも研究、知ることが大切だということを改めて感じた3日間でした。
片桐さんをはじめ、スタッフの皆様に感謝の気持ちて一杯です。また次回必ず参加したいです。ありがとうございました。